「統合されたスピリチュアルな意識とは」

＊印の語句説明 　文書の最後に掲載しています。

愛するマスターたちよ、変化の強風があなたの内と外の世界で吹いています。

あなた方はしばしば、運命の風があなたがたをひっくり返していると感じてい ますね。

あなたの身体と脳はオーバーロード状態で、過重な負荷がかかっています。

本当に多くの新しい情報が、あなたがたに、爆発的にやってきているのです。

あなたがたの世界では全てがすばやく変化しており、いままではこれが基準 だとみなされていたことには、もはや頼れません。

何を信じるべきかを知るのが困難なほど、大量の新しい情報があるのです。 人類がスピリチュアルな大人に、そして運命のマスターになる努力ができるよ うに、あなたがたの学びへの高次の拡大された真実が開示されています。古い 概念は最新のものに更新され、東洋と西洋世界の哲学が融合されているのです。

エンライトメント(en-LIGHTEN-ment)*への多くの道があり、真実と いうものにも多様なレベルがありますが、宇宙の普遍的な法則と創造主の真実 は不変です。

どの宗教にも本質的な真実があります。

それらの教条と、人為的な迷信や偶像崇拝、限界などの表面的なものを取り去るならば、それぞれの相違点よりも、共通点を多く見いだすことでしょう。

他の宗教の信条を非難して糾弾するよりも、理解への共通の基盤を探すほう が良いのではありませんか?

人類の多くは他の宗教の起源あるいは主要な信仰 についての手がかりを持っていないにも関わらず、自分が信じない他の全ての 信仰に対して非難しています。

過去のあらゆる戦争、あるいは今現在世界中で猛威をふるっている戦争の 核心の原因が、宗教的な信念の闘いに基づいています― 何と悲しく不毛なことでしょう。

勝者になり得る者はいません。蔓延する主権争いへの憤怒と激怒のなかで、誰もが皆、敗者になっているのです。

私アーキエンジェル・マイケルは、東洋と西洋世界の観点について、また 過去と現在の世界の主要な宗教の観点の共通点と相違点について 、その概要を 調査して要約し、あなた方にお伝えするように、私のメッセンジャーに依頼 しました。

あなた方が再融合と調和の道を前進するために、世界中にいるあなたがたの兄弟姉妹の習慣と信仰について理解することが重要です。

** 宗教RELIGIONという言葉はラテン語の RELIGARE に由来し、「縛る」という意味です。

改訳聖書(RV)より

人類は孤立主義と世俗宗教の狭い概念を超え、自分よりも知識を持っていて 力があると思われる誰かに求めるのではなく、自分の内側へと向いて、神聖な 創造主の源へ、そしてあなたを導く普遍的な宇宙の法則につながり、拡大しな がらも凝縮されたスピリチュアルな真実に、徐々に移行しているところです。

過去においては、人類は、ほとんど群衆心理の状態にありました。

しばしば 人を怖れに落ち込ませる教条的な信念や迷信によって、他の人が定めた人間の 作った宗教の法に従うのが、通常の修行だったのです。

ここに、私達はそれぞれの類似性また相違性について、いくつかのリストを挙げました。

類似性

神の概念について:

東洋における概念: 全ての魂と全てのものを創造する最高神と、それより低い 神々の信仰。

西洋における概念: 全ての魂と全てのものを創造する最高神と、天使的な存在 や天の軍団が含まれる信仰。

救済、および神の意志とは:

東洋における概念: 救済は、神の意志への厳格な忠実さを通して、またスピリ チュアルな悟りを通して、神の恩寵の降下によってもたらされます。

西洋における概念: 救済は、神の意志への厳格な忠実さを通して、通常は メシア(救世主)・預言者・神父や牧師によってもたらされます。

善行とは:

東洋における概念: 道徳的に生きることがスピリチュアルな成長のために不可 欠であり、よこしまな思いと言葉、そして行為はスピリチュアルな解放から 人を遠ざけるものです。

西洋における概念: 宗教は、「十戒」*に沿った、倫理と善行に基づくものです。

実在の本質とは:

東洋における概念：五感で経験され得る以上の実在というものがある。

魂とは 不滅であり、不死であり永遠である。

魂の意志とは、究極的には生まれ変わり のサイクル(輪廻)から解放されることです。

西洋における概念:地上で経験される以上の実在がある。

魂とは不滅で、不死 であり永遠である。神の存在の中では永遠に生きることになるが、神から離れ れば永遠の地獄にいることになる、というものです。

創造に関して:

東洋における概念:宇宙は創造・維持・破壊の終わり無きサイクルのなかで 存在します。

この世の終末は明確ではありません。私達は神の一部であり、 神は私達の内に在るもの。

ひとつであるという融合(Unity)が強調されています。

西洋における概念:世界とは神によって創造されたもので、未来のある時点で 破壊されるものです。

しかし神はそれとは区別された存在で、上から支配して います。

世界と人類という、二元的な性質が強調されています。

相違性

真の神とは:

東洋における概念:唯一無二の絶対的な神があるだけである。

全ての魂は、理解への数多くの道における経験を通して、神の恩寵を受け取るように運命 づけられている。

神とは純粋な愛と「意識」。

西洋における概念:唯一無二の絶対的な神があるだけである。神の恩寵を 受け入れる者がその恩寵を享受することになる。

それ以外の全ての者は、悔い 改め「あなたの」神のもとに来なければ、永遠に地獄で苦しむであろう。

神とは愛溢れる存在でありまた怒りに満ちている存在である、というものです。

神を理解することとは:

東洋における概念:個人的で、内的なものであり、またしばしば神の神秘体験 が東洋の宗教の基本です。

人は、究極的には地上での人生の間に神を知ること ができるし、また知らねばならない。

個人的な指向性であり内観的です。

西洋における概念:人が神への個人的な知識を探求するのはおこがましいこと。

宗教の基本は経験ではなく、信念と信頼と高潔な人生である。神の理解とは、 社会そして自分の外側にあるものです。

地獄と悪とは:

東洋における概念:神とは愛であり全ての魂は神の側面。それぞれの魂は

カルマを体験して、ダルマ(悟りと宇宙の法との調和)への相互的な関係に より導かれる。

地獄とは低次のアストラル局面であり、物質局面のものではなく、永遠のもの でもない。

カルマ的な苦しみとは、その人生または過去世のあいだのマインド の状態である。

人の中には悪はない。全ては善である。全てが神である。

私達の直感的知性マインドを覆うベールが、個人と神との関係を悟ることから、 私達を遠ざけているだけであるという概念。

西洋における概念:審判の日に、生を受けた全ての魂の肉体が生き返る。

純粋な魂は天国の門に入ることを許可され、一方罪を犯した者は永遠に続く 地獄に送られる。

世界には本当の悪が存在し、それは神の意志に反して生きる 力あるもの。

サタンとその悪魔たちはこの悪として身体を持ち、あるいは人の 悪い傾向が強くなって神の戒律に従わないならば、その人の中に顕われる。 —というものです。

ここに、主な世界の宗教の大要を短くまとめて掲載します。

ヒンドゥー教:

ヒンドゥー教は世界最古の宗教です。有史以前から存在し、人によって創設されたものではありません。

その主な経典はヴェーダと呼ばれます。

十億近くの信者がおり、その殆どはインドの人々です。ヒンドゥー教は広範で深遠な宗教であり、信者は、具体的な形で顕現されることのない創造主、全てに宿るひとつの至高の存在を信仰しています。

全ての魂は神との融合へと向かっており、究極的にスピリチュアルな叡智を獲得して生まれかわりのサイクルから解放される、と信者は信じています。

個人それぞれが自らの思いと言行によって自分の運命を創造しているという、 カルマ、つまり原因と結果の法則を信じています。

仏教:

仏教はおよそ2500年前にインドで始まり、ゴータマ・シッダルタである仏陀・悟りを得た者によって創立されました。

仏陀の本質的な教えは「四諦」 にあります。

中国、日本、スリランカ、タイ、ビルマ、インドシナ半島、韓国 とチベットにおよぶ三億人を超える信者がいます。小乗仏教、チベット仏教、大乗仏教の、主に三つの宗派があります。

禅仏教 は西洋でよく知られていますが、日本の大乗仏教のうちのひとつの宗派です。

仏教の人生のゴールとは涅槃*(救済)です。

中庸を生き、極端な豊かさと 極端な禁欲を避ける、中道を信条とします。生けとし生けるものへの愛と慈愛、 そして、人の真の性質とは神聖で永遠であると信じます。

カルマ、ダルマ、輪廻転生と地上での旅は、生まれて死ぬというサイクルを修了する機会であると信じられています。

道教:

道教はおよそ2500年前に中国で始まり、老子により創立されました。

孔子は、老子を「風と雲に乗るドラゴン」として記述しています。

「老子道徳経」、あるいは「道徳経の本」は、全ての聖典のなかでも最も短く、五千語ほどしかありません。

およそ5千万人ほどの信者がいますが、そのほとんどは中国とアジアの他の地域です。

　—「道—タオ」とは、決して言葉で表された事はなく、それを求める者が自分 の内に発見するためにある。

道教の根本的なゴールとは「道」の神秘的な直感 として表現されるかもしれない。

その根本的な意味とは、分かつ事の出来ない融合という究極のリアリティである。

「道」を悟った者は意識の層によって邪魔 されることなく、全てのもののなかにある真実を観る。

道教の信棒者は、全ての創造はワンネスであり、物質領域におけるスピリチ ュアリティ、そしてあらゆる人は皆きょうだいである、ということを信条と しています。

儒教:

儒教はおよそ2500年前の中国で始まり、最高位の賢人である孔子と、二番目の賢人である孟子が開祖です。

その主な教本は「論語」「中庸」「孟子」 「大学」です。*

3500万人を超える信棒者は、ほとんどが中国、日本、 ビルマ、タイの人々です。

儒教は、25世紀以上にわたって中国の主要な哲学のシステムであり、中国 の人々の人生において、ほぼ全ての面で光を導くものでした。

儒教は人に完全なる美徳と高潔さ、そして性格の改善に励むように促します。 真実を生きること、私心なく奉仕すること、謙虚さと簡素であること、静けさ、 力みのない行動を通して自分を永遠の道に調和させることによって、スピリ チュアルに成長するようにと、孔子は教えています。

神とは唯一の統治者であり、全能で不死であり、個人的な創造者で、時間と空間を超えた存在であると信じられています。

全ての創造はワンネスであり、物質領域におけるスピリチュアリティ、そしてあらゆる人は皆きょうだいである、ということを信条としています。

イスラム教:

イスラム教は1400年前に、現在のサウジアラビアで始まりました。

預言者であるモハメッドにより創設され、その主な教典は「コーラン」です。

10億人を超える信者は、ほとんどが中東、インドネシア、パキスタン、バン グラデシュ、アフリカと中国、東ヨーロッパの人々です。

イスラム教は、大きくわけるとふたつの宗派があります。

スンニ派はモハメ ッドの政治的な継承の信者です。シーア派はモハメッドの家系の継承者で、 全ての若年層は、殉教の教えを学びます。

イスラムとは「帰依/従順」という意味で、アラーと呼ばれる神の意志に従順であることです。帰依する人々はムスリムと呼ばれます。

イスラムは5つの教典と5つの柱を順守することに基礎をおきます。

真実、節度と謙虚さが神の前において最も重要であり、アラーの神を喜ばせるために断食、巡礼、礼拝、慈善の 行 がムスリムのコミュニティにとって最も必要とされます。

人の魂とは不死であり、地上にただ一度のみ肉体化し、地上 での行いと信仰の結果により、死後天国に入るか地獄に行くかが決まります。

イスラムの最も重要なゴールとは、物質・スピリチュアルの両方で、アラー と共に天国の楽園で永遠の命を楽しむことです。

ユダヤ教:

ユダヤ教は約3700年前エジプトのカナン、現イスラエルで始まりました。

エイブラハムにより創設され、彼がその家系の始まりであり、モーゼは奴隷と なったユダヤの部族をエジプトから解放しました。

主要な教典は「トーラ」(旧約聖書の最初の五書とタルムード*)。

およそ1200万人の信者が世界中におり、半分以上はアメリカ在住です。

ユダヤ人は、地域と民族によって正統派ユダヤ教、保守派ユダヤ教、改革派 ユダヤ教の宗派に分かれています。

ユダヤの宗教は、民族の歴史と切り離せま せん。ユダヤ人は、神はひとつであり、唯一神から全てが創造されたという、 揺るぎない信念を持っています。

日々の生活は神聖なもので、礼拝堂(シナゴーグ)での礼拝、祈り、教本を 読むことを、非常に重視しています。

メシアが悪を倒して地上の神の王国での 正義という報償を与え、未来の人生に褒美をもたらす神の法に従うことを信じ ています。その後、魂は神の存在と愛を享受するようになるというものです。

人は、善と悪の、ふたつの衝動を持つと信じられています。

人は神の法に 従うか、あるいは反逆して神の創造物を堕落させるサタンの影響を受けるか、 どちらかに従うことができるものであるとしています。

人は、正義、慈善、道徳、正直さに従い、そしてただひとつの真の神である ヤハウェー(Yahweh )に忠実であること、これらに励まなければならない― という信仰です。

キリスト教:

キリスト教は二千年より少し前に、現在のイスラエルから始まりました。

その主要な教本は聖書で、旧約聖書と新約聖書です。そしてナザレのイエス (イエシュアー)によって創立されました。

およそ15億のキリスト教徒がいると推定されています。

キリスト教は、主にローマカトリック教会、東方教会、プロテスタントの三つの宗派があります。プロテスタントには、二万を超える宗派があります。

ほとんどのキリスト教徒にとっての信仰とは、基本の信条である「使徒信条」 を基に周回しており、大事な部分が抜粋されて多様な信条になっています。

キリスト教には、これが唯一の真の宗教であり救済へのたったひとつの道で あるという不動の強い信念があります。人が苦境にあるのは神の意志に背いた ためであると信じられています。

人には、自分を奴隷にして破壊するようになる悪の力からの罪の贖いが必要であり、人とは、怖れ・自己中心的な態度・欲望と悪魔の超常的な力・罪と死に対して力なき者である、というものです。

イエスが神であり救済者であることを受け入れること、そして良き行い、慈悲、人への奉仕、信頼によって、最後の審判への準備をすることに重点が置かれています。

良きクリスチャンだけが救われ天に入ることを許可されます。

キリスト教のゴールとは天国の神とともにある永遠の人生であり、人は天国において神の栄光と至福が分かち合われる完全な存在であるというものです。

愛する人よ、全ての宗教の信条の基本には、ある強調されているパターン、すなわち哲学的な矛盾がないということが、わかりませんか?

つまり、最高の存在がいるという信仰、創造主を個人として知りたいという 願望、人間には本質的に善が備わっているという信念、愛・調和・慈善・信頼 とはお金に換えられないほどの価値があるものだということ。

激怒し、家族や文化や国が勝つために分断させなければならないような、それほどの重要な違いがあるというのでしょうか?

ひとつであるという意識は、今現在と未来における、スピリチュアルな教え の基本です。

過去の分離主義の視点ではありません。

世界の宗教とは、ある 時点での過去の時代の信念およびエネルギーにあった、スピリチュアルな教え に基づくものです。

もうネガティブで制限的な、あなたの力を弱める、怖れに基づいた過去の 教えを手放しましょう。

人類は、高次の学びとセルフマスタリーの領域へ移行 する準備をしているのです。

あなたは自分自身のより高い真実を抱いて生きる、そのために励んでいるの ですから、それぞれの宗教の美しくポジティブな局面を、落ち穂拾いのように 集めていきませんか?

創造主と私達の父母なる神は、あなたがどの宗教を信じようと、あなたが信じるものをなんと呼ぼうと、構わないのです。

あなたは、自らの光の輝きによって、そしてあなたが発する愛と光によって 知られています。

私達の最大の望みは、あなたが理解し、調和とワンネスのエクスタシーを体験することです。あなたは高次の光の領域のなかで、そうなれるのです。

わたしたちはずっと、あなたの近くにいて導き守護しています。

私はアーキエンジェル・マイケルです。

ロナを通してのメッセージ * STAR*QUEST*

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私ロナは、この記事のトランスミッターとして、アーキエンジェルマイケルの名の下に万国共 通の版権を主張します。ウェブサイトへの投稿は抜粋や付け加えが無ければ認められますが、 著作権と私のメールアドレスを必ず明記して下さい。雑誌や刊行物、公的な出版物への許可は メールにてお知らせいただき、その後許可ということになります。 

【　翻訳：ライトウインドウ　金澤みやこ　】

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・「十戒」

紀元前 1280 年頃、モーセがヘブル人をエジプトから脱出させ (出エジプト)、シナイ山で神ヤハウェと契約を結ぶ(十戒、律法)。

・涅槃

原文では、ニルバーナ

・「論語」「中庸」「孟子」「大学」　儒教の四書と言われる。

・「トーラ」(旧約聖書の最初の五書とタルムード)

トーラはモーゼ五書とも呼ばれ、旧約聖書の最初の5つの書。タルムードは口伝であるとされる。

 
語句説明：金澤みやこ

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